2014年5月18日日曜日

都はもう忘れた

「都忘れ」という野菊のような花が咲いている。
色は菊とは違って紫色である。
承久の乱のあと、佐渡に流された順徳上皇が長年の島暮らしのあいだ、この花で慰められ、都のことを忘れたそうだ。
昨年、鉢植えのものがしおれかかったので、じか植えしたら、元気になってきた。
現役引退して10数年、京都はもちろん、東京へも滅多に行くことがない。この花を見るまでもなく都のことはとっくに忘れている。と言うか、様子がすっかり変わったであろう姿が想像できない

0 件のコメント:

コメントを投稿